本の紹介 税金本①:「相続税、私が払うの?!」とあわてる前に子どもがやるべき相続準備の本 Kindle版, 五十嵐明彦, ディスカヴァー・トゥエンティワン
私自身も税務の専門家でもありますが、税務関連の本の紹介をさせていただきたい思います。
・こんな人におすすめ
✓ 今後、相続を控えている子供
✓ 今後、相続を控えている親
✓ 正直、相続税についてはよくわからないなぁという人
・著者紹介
公認会計士・税理士。明治大学商学部3年在学時に公認会計士試験に合格。大学在学中から監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に勤務し、国内企業の監査に携わる。2001年には、明治大学特別招聘教授に。現在は、税理士法人タックス・アイズの代表社員として相続税などの資産税業務や法人に対する税務業務を中心に幅広い仕事を行うほか、国内企業の監査業務に携わるとともに、明治大学経理研究所にて公認会計士試験講座の講師を務める。
主な著書に『子どもに迷惑かけたくなければ相続の準備は自分でしなさい』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『相続破産 危ない相続税対策、損する遺産』(朝日新聞出版)などがある。 (著書より転載。)
税務の専門家である著書による、相続税に関する入門書です。今後、相続を控えている方に最初の一冊として、おススメです!相続関係は関係者の多寡により、非常に複雑になるケースもあり、事前の備えが重要というのが個人的な感想です。
・購入動機
購入したのは少し前ですが、相続を控えている私が、事前に備えが必要と購入した本の1つです。相続税の改正も控えており、納税対象者が増えるとのことで、購入に至りました。
相続というのは、一生で1、2度しか関わることはないかもしれませんが、事前に準備をしておくことで納税額にかなり違いが出てくるケースもありますし、相続関係のこじれから、トラブルの起きやすい分野でもありますので、本書などをお読みになり、あらかじめ十分な対策を取っておくことをおすすめしまs。
・読後の感想、印象に残った箇所
著書の本は非常にわかりやすく書かれており、初学者でも十分理解できると思います。著書については、この本のほかにも相続関係の本を精力的に執筆しているようで、内容が気に入った方はほかの本も読んでみてもよいと思います。
この本にも記載がありますが、節税対策はとにかく早くから手を付ける必要があり、具体的な節税策も本書には盛り込まれています。当初から疑問であった遺言書の作成や、贈与税を見据えた節税スキームが分かりやすく紹介されています。
本書をお読みになり、十分な相続対策をして、良い相続を迎えられるとよいと思います。