公認会計士の旅② S Work車両(新幹線のぞみ号)に乗ってみた
公認会計士のぐっち(@CPAgucci)です。
公認会計士として働く1つの醍醐味は、仕事を通じていろいろなとこに行けると言うことです。
コロナになってしまい出張の機会はめっきり減ってしまいましたが、通常期においては、公認会計士は仕事柄いろいろなところに行くことが多いです。
最近も関西地方まで出張に行ってきました。その際に、初めて「S Work車両」と言う東海道新幹線のサービスを利用してみました。
https://jr-central.co.jp/ex/s_work/
この「S Work車両」ですが、2021年の10月1日~スタートしたばかりのサービスのようですが、以下特徴や使ってみた感想について書いてみたいと思います。
本日の目次
①仕事に集中できる
車両に入ってみると座席のポケットに以下のような案内紙が入っていました。
通話もオッケーで今までデッキに出て電話していましたが、かなりいいなと思いました。また、通常の車両では、ついつい隣の方々の様子も気になり、しかもパソコンなど使っているとキーボード音なども気にしながらストレスをかかえながら仕事していた状況でしたが、そうしたストレスもなく、私には非常に好印象でした。Webミーティングも活況ですので、同じ目的をもった方々が乗っているということで、仕事への集中度は高まると思いました。
②7号車
この特別な車両は7号車のみに設定されると言う状況です。
③貸し出しツールもあり
私自身は利用しませんでしたが、新横浜から京都間においては様々なビジネスサポートツールも利用可能とのことです。ぜひ使ってみてください。
気になる料金は?利用条件は?
さて料金についてですけれども、通常の所定料金よりも安くなるとのことですので、経費精算などにおいても特に問題は起きないものと考えます。なお、利用にはEX予約、スマートEXでの利用が必要なようです。
実際に使ってみた感想
実際使ってみた感想としては、ビジネス客がストレスなく移動するということについては非常に良いサービスと思いました。コロナ禍だからなのか、他の車は混んでるのか、その辺は確認できなかったのですが、たまたま私が乗った車両についてはピークタイムでもそれほど混んでいませんでした。隣の席に客の方が乗ってくることもなく、普段なら満席で窮屈に利用している車内を、非常に快適な状態で2時間程度過ごすことができました。ピークを外した時間に至っては、乗客はわずか数名でほぼ貸し切り状態でした。今後、人が増えてくると、また違う印象を持つかもしれませんが、現状はかなり快適なスペースであり、仕事に集中するにはもってこい、といって間違いありませんでした。
皆様も出張の際には利用をおすすめします!
公認会計士のお仕事②:監査法人で働くってどんな感じ? 職場や気になる給与は?
監査法人に勤める公認会計士の業務については、主に上場企業等の財務諸表の監査が中心であると前回書かせていただきました。
今回はもう少し具体的内容に踏み込んで、多くの公認会計士が働く監査法人で働くことについて、特徴的な点を記載したいと思います。縁遠い方も正直多いと思いますので、監査法人ってどんなところかというのをイメージを持ってもらうために本日は書こうと思います。
職場はどこ?
BIG4といわれる大手4大監査法人の事務所は軒並み東京都千代田区に所在しています。また、大規模監査法人は地方にも事務所を有しており、首都圏のみではなく、地元や地方都市でも勤務は可能です。
とはいえ、特に若手の頃は、クライアント先での仕事がメインとなり、ほとんど事務所には居ません。
我々、監査人は多くの場合、クライアントのオフィスに伺って、資料をお借りして監査手続を進めます。ですので、日常の7~8割は我々のオフィスではなく、お客様であるクライアント先にて過ごします。
我々は研修期間が長いので、入社後同期とは仲良くなりますが、研修が終わった後は各チームに分散しますので、そこからはプライベートで会わない限り、ほとんど会わなくなります。
どんなスタイルで働く?
基本は、クライアントごとにチームが形成されます。
このチーム単位で働くというスタイルは、特徴的かなと思います。
チームはクライアントの規模、リスクに応じて大小さまざまですが、チームを組成し、メインメンバーは1年間一緒に働いていくのが特徴的です。
ですので、1人の人間でも、所属するチームにより複数の上司がいますので、いろいろな方と働く機会があり、非常に魅力的だと思います。
出張の頻度は?
出張も多くて、会社の地方拠点や工場、子会社などにも訪問するため、必然的に出張は多くなります。
実際、私も海外含め、色々な場所に伺い、色々な人と出会い、色々な話を聞くことができました。これは非常に貴重な経験だったと認識しています。
肉体的には確かに疲れますが、その地方の歴史や名産物などに触れる機会もでき、良い人生経験を仕事を通じて与えてもらっていると思います。
旅好きの人には向いているかもしれません。
昇進は?
また、人事的な面でも、昇進のスピードが速く、比較的早く部下を持ったり、自分のチーム持ったりすることができ、若い年齢でもコーチングであったりとか、チームマネジメント、プロジェクトマネジメントなどを仕事を通じて、実際の現場で体験することができます。これも、早く責任のある仕事をしたいと思う方にはマッチした仕事かと思います。
気になる平均年齢や平均年収は?
本日の最後に、やはり気になる平均年齢や平均年収について書いてみたいと思います。
厚生労働省の調査によると、公認会計士・税理士という大きな括りでは、以下の通りのようです。
公認会計士・税理士
平均年収:891万円
平均年齢:38.6歳
(厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査」より)
いかがでしょうか。割と魅力的に見えますでしょうか。勉強して投資した分くらいは回収できているのかもしれません。
上記は、公認会計士・税理士という括りですが、監査法人もそれほど遠からずな感触は受けました。
とはいえ、監査法人は、多くの上場企業と比べると、必ずしも福利厚生がしっかりしているわけではなく、給与額面は比較的高いものの、トータルでは必ずしもそこまで高いわけではないというのが私の印象です。(給与でももらうと課税されますしね。)
以上から考えると、以下のような人は公認会計士を目指してもよいかと思っています。
✓ コミュニケーション能力に自身のある方、伸ばしたい方
✓ 早く責任のある仕事をしたい方
✓ たくさん稼ぎたい方
✓ 旅好きの方
✓ 好奇心の強い方(次回以降、これについては少し書きたいと思います。)
次回以降ももう少し監査法人で働くことについて書いてみたいと思います。それでは、おやすみなさい。